【城東区で整体】膝痛みと上半身

2019/11/15 ブログ
膝痛み

【城東区で整体】~骨休め~より

今回は膝痛みの問題が上半身に有った症例をお送りします。

 

※基本的な膝痛みの考えはここをクリック

 

1.この方の症状

2.膝自体の問題点

3.身体全体からの問題点

 

1.この方の症状

30代男性、特に怪我したりした訳では無く

長距離を歩いた後から膝が痛みだし

最初は左だったが次第に右に変わってきて

整形外科に受診するも

『太ももの筋力が弱い』と言われ

サポーターを作ってもらい終了。

 

一旦痛みは引いてきたみたいですが

踏ん張ったり、走ったりすると

膝の裏の外側(外側ハムストリング)に

痛みが走るようです。

来春にはまた長距離を歩くので

それまでに治して完歩するために

お母様のご紹介で来られました。

 

膝痛み外側

2.膝自体の問題点

先ず膝裏外側の痛む場所を確認してみると

痛む場所は腱の部分の様です。

そこから筋肉の方に辿っていくと

筋肉の緊張が非常に強いんですね。

内側の太ももの筋肉と比べても

やはり強い!!

内と外のバランスが崩れた状態です。

この状態が膝関節に影響を与えているようです。

 

関節自体も動きが固く動きが滑らかではなく

一番気になったのは腱反射が減弱していた事です。

(座って膝の皿の下を叩いて、足が勝手に伸びるやつの事。)

これではいくら足に筋力が有っても

太ももの前側の筋肉は機能しません。

後ろ側の筋肉の緊張が強すぎて

反射が起ころうとしても

後ろ側の筋肉が緩まないんですね。

 

前側の筋肉は決して弱い訳ではありませし、

むしろ足全体の筋力は素晴らしいもの!

神経自体も損傷している訳では無い。

なぜ反射が減弱しているのか?

次の『3.身体全体からの問題点』で診ていきましょう。

決して膝に問題が有るからといって

すぐにそこに飛びついてはいけませんよ!

その問題点すらも何かの問題で

起こっているからです。

 

 

 

膝痛み外側

3.身体全体からの問題点

下半身の検査が終わり

続いて上半身の検査をして行くと

下半身に対して上半身全体の力の無さ(特に左背部!)

そして頸椎(首)の動きの悪さが目立ちます。

頸椎は特に右への回旋(右を向く動作)が苦手そう。

 

上の写真を見ても左の上半身が力なく

浮き上がっているのが分かりますね。

今回はこっちが問題ですが、必ずしも肩が高い方が

 原因という事ではありませんよ!

骨盤に向かって引き寄せる力が弱いですね!

 

考察すると

上半身の力が弱く、動きが悪い分

下半身だけで動いてしまっている様です。

特に左の上半身が弱いため

左上半身から右下半身にかけての

力の伝達が上手く機能していないようです。

 

単純に10の仕事を上半身と下半身で分けるとします。

すると半分の5ずつ働けば問題無いのですが、

上半身の機能が弱っている為、2しか働かず

下半身が残りの8働いてくれています。

それでは下半身が働き過ぎですよね!

 

結果、本来以上の仕事量で疲れ果て

最初に悲鳴を上げたのが膝の外側の筋肉で

膝痛みが外側に来たんですね。

 

頸椎の動きが悪いと

歩くときに上手く身体を捻れません。

それも影響して

さらに左上半身の機能が落ちたわけです。

 

つまり右足を着く時に

右足から左上半身への動きの

連動性が破綻してしまい

右の太ももの外側の筋肉をメインで

動いているので

そこだけが異常に緊張してしまい

緩むにも緩めない状態になったんですね。

 

2.での反射の減弱はこのために起こっていたんでしょうね。

反射が起きる時、逆側の筋肉は弛緩しなければなりません。

しかしこの筋は緩めない事情が有り緩めなかった。

だから反射の減弱という言葉は違うかもしれませんね。

 

 

外側の筋肉は頑張ってくれていたんですね。感謝

 

 

もうそんなに頑張らなくて良いように

他の機能していないパーツを

動くように刺激してあげれば

膝痛みを起こしている、外側の筋肉も

働き過ぎずにすみます。

 

緊張しているからと言って

マッサージなどで

緩めてはいけません。

こうして機能してないパーツを

機能させれば自然に緊張は取れますから!

 

もし強制的に緩めてしまったら

その時は楽かもしれませんが、

必ず緊張は戻ります。

それならまだ良いですが

最悪の場合どこか違う場所に

激痛がおこるか、

ギックリ腰などで動けなくなるでしょうね!

気持ちいい=治療では有りません!

適切な処置を受けて下さいね

 

【城東区で整体】~骨休め~でした。ば~い